久しぶりにベンチマーク【3DMark】
E3関連の記事をざっと眺めていた所、3DMarkの記事があった。
PC版「3DMark」がメジャーアップデートで新ベンチモード「Sky Diver」採用。4Gamerミラーを更新 - 4Gamer.net
http://www.4gamer.net/games/143/G014363/20130203001/
3DMarkは11までもっていたが、新しいのが昨年出てたのを知らずままだったので、ダウンロードしてみた。
また、MMDやMMMのDirectX11対応も近い雰囲気があるので、今のグラボのままでどこまでいけるかも見てみたかったというのもある。
生放送とかでは時折、「いいスペックのPCですよね~」という話を聞くが、私のPCは既にミドルスペックでも低い方に位置するだろう。
生放送のリスナー層がどの辺りなのか(とうか、かなりまばら)だとは思うのでひとくくりには出来ないが、最近増えているMMD女性ユーザーなどは、恐らくノートユーザーが多いのではないか、と推測している。
確かにそれに比べればスペックは十分とも言えるが……。
さて、ベンチマークした結果はこちら。
http://www.3dmark.com/3dm/3280757

上からスペックが高いPC用のベンチマーク内容となっている。
FIRE STRIKEがハイスペック用PC
SKY DIVERがミッドレンジ用
CLOUD GATEがノート、基本構成PC用
ICE STOMEがロースペックやモバイル用
(このバージョンから、AndroidやiOS対応も出てるっぽい?)
SKY DIVERまでは何とか5桁のスコアを出しているものの、『GRAPHICS DRIVER IS NOT APPROVED』とあるように、既に560Tiでは世代落ちしている状態である(恐らく対応しているのは600番台以降?)。
ドライバソフト自体は、337.88なので、最新版を使用。
FIRE STRIKEはスコアが3214と散々な数字。デモですらまともに動かず、4~8fpsとカックカクなものだった。
MMD/MMMの場合、現行のバージョンを使用するのであれば、560Tiでも(ある程度のエフェクトの制限があるものの)十分に動くものではあるが、MMMのDirectX11対応テスト版を使用してみると、かなりヘヴィな感じにはなるので、500番台では、”一応”Dx11対応ではあるものの動くだけで最適化は為されてないような感じである。

総合スコアは、何とゲーミングノートよりも下。
CPU自体はまだ現役でも使えるものなので、やはりグラボがネックになっていると思われる。Physicsテスト(物理演算テスト)のスコアはそう落ちてない。
確か、3DMarkは物理演算にはBullet Physics Engineを採用していたと記憶している。nVidia、AMD、Intelそれぞれに対応する為だ。
この辺りも正確に知りたい場合は、3DMarkの製品版を購入するか、PCMarkを使用するかとかになるだろうが……。私はBasic版(無料版)を使用している。
さて、こうなってくるといよいよ買い替え時かもしれない。幸いにして自作PCなので、内部構成は自由だからだ。
後は財布の中身と、自分の未来との相談である。
私はnVidia派ではあるので、AMD側の事情はよく分からないので、nVidiaベースで話すと……
少なくとも型落ちして安くなってるとはいえ、今から500番台を導入するのはもうお勧めできない。
MMM2アルファ版の場合、開発者のMoggさんのスペック(760Ti - 2GB)と比べた場合のテッセレーション動作速度に、かなり大きな差が出てしまったようだ。
私の環境ではテッセレートSTEP15で、1/14以下まで落ち込んだのに対し、Moggさん側ではそんなに落ちないとの事。
恐らくハードウェア側での最適化計算にかなり差が出てるようである。
そうなってくると、最低でも600番台、可能であれば割と最近リリースされている700番台の導入を検討した方が良さそうだ。
最新版や高級品を狙わなければ、現時点で1~2万(ちょい)くらいで導入できそうな感じではある。
導入時に気を付けたいのは、性能もそうだがグラボメモリの搭載量。
600~700番台はざっと見たところ、ほぼ標準で2GB積んでいるようなので問題はなさそうだが、可能であれば大いに越した事はない。
MMEはかなりグラボメモリを消費する。エフェクトの組み方次第では最新の洋ゲーよりもメモリを食い尽くすし、高画質を目指してHD(1920x1080)以上のサイズでAVI出力するのであれば、1GBなどでは足りなくなりMMDを道ずれに強制終了してしまうだろう。
なので、グラフィックメモリも可能であれば3GB以上を目指したいが……当然お値段も跳ね上がる。
財布の中身をやりくりするか、使うエフェクトをやりくりするか、の2択だ。
残念ながら艦これ動画を作るにあたり、水面エフェクトやDOFエフェクト、モーションブラーなど他ソフトでのポストエフェクトが無理なものを使う事が多く、それだけで1GBという狭い空間を埋め尽くしてしまう事が多い。
グラボも、そう簡単にポンポン差し替えるのは面倒でもあるので、一度購入したら少なくとも2~3年は使用したいとなると……安物買いの銭失いになる事を避けつつどうするか、という事になる。
ノートとなると、本体ごとの買い替えになるので、そう簡単にもいかない。
私自身はあまり関係ないが、世間様というか企業などに務めている人であればボーナスも間近だろう。
色々導入を検討してみては、と悪魔の囁きをしてみるものである。
■ テッセレーション
MMM2アルファのテッセレーション機能は、とりあえず導入版という事で計算の最適化・高速化まではされてない素の状態らしい。
その上ではあるが、体感としては思った以上に処理負荷が掛かるのだなという感じがした。
MMDモデルは、標準モデル系でも1~2万ポリ、ユーザーモデルの多くはそれの倍近くある3万ポリ以上というのも多いし、場合によっては材質量もかなり多いモデルも散見する。
ポリが多ければテッセレーションにおける計算量も増加していく。
単純計算で3万ポリのものをSTEP4でテッセレートすれば、12万ポリに増大する訳だ(実際は単純ではないけど)。
モデル単体でのテストではあるものの、STEP3~4程度でも綺麗に丸みが出るし、私のスペックでもFPSも60upは出ているのが確認できるので、DirectX11対応のグラボであれば、かなり高速計算が為されているのが分かる。
あとはソフト側での最適化や実装方法によって適切な使い方ができるようになれば……。
とはいえ、組み込みも大変そうではある。クラック問題(ポリ分割時の膨らみによる隙間)やエッジとの兼ね合い、UI等、実用段階になるまでは試行錯誤の繰り返しにはなるだろうと予想している。
もしお手持ちのグラボがDirextX11対応のものであれば、MMM2アルファをお試しあれ。
テッセレーション! - もぐろぐ
http://ch.nicovideo.jp/mogg/blomaga/ar551561
PC版「3DMark」がメジャーアップデートで新ベンチモード「Sky Diver」採用。4Gamerミラーを更新 - 4Gamer.net
http://www.4gamer.net/games/143/G014363/20130203001/
3DMarkは11までもっていたが、新しいのが昨年出てたのを知らずままだったので、ダウンロードしてみた。
また、MMDやMMMのDirectX11対応も近い雰囲気があるので、今のグラボのままでどこまでいけるかも見てみたかったというのもある。
生放送とかでは時折、「いいスペックのPCですよね~」という話を聞くが、私のPCは既にミドルスペックでも低い方に位置するだろう。
生放送のリスナー層がどの辺りなのか(とうか、かなりまばら)だとは思うのでひとくくりには出来ないが、最近増えているMMD女性ユーザーなどは、恐らくノートユーザーが多いのではないか、と推測している。
確かにそれに比べればスペックは十分とも言えるが……。
さて、ベンチマークした結果はこちら。
http://www.3dmark.com/3dm/3280757

上からスペックが高いPC用のベンチマーク内容となっている。
FIRE STRIKEがハイスペック用PC
SKY DIVERがミッドレンジ用
CLOUD GATEがノート、基本構成PC用
ICE STOMEがロースペックやモバイル用
(このバージョンから、AndroidやiOS対応も出てるっぽい?)
SKY DIVERまでは何とか5桁のスコアを出しているものの、『GRAPHICS DRIVER IS NOT APPROVED』とあるように、既に560Tiでは世代落ちしている状態である(恐らく対応しているのは600番台以降?)。
ドライバソフト自体は、337.88なので、最新版を使用。
FIRE STRIKEはスコアが3214と散々な数字。デモですらまともに動かず、4~8fpsとカックカクなものだった。
MMD/MMMの場合、現行のバージョンを使用するのであれば、560Tiでも(ある程度のエフェクトの制限があるものの)十分に動くものではあるが、MMMのDirectX11対応テスト版を使用してみると、かなりヘヴィな感じにはなるので、500番台では、”一応”Dx11対応ではあるものの動くだけで最適化は為されてないような感じである。

総合スコアは、何とゲーミングノートよりも下。
CPU自体はまだ現役でも使えるものなので、やはりグラボがネックになっていると思われる。Physicsテスト(物理演算テスト)のスコアはそう落ちてない。
確か、3DMarkは物理演算にはBullet Physics Engineを採用していたと記憶している。nVidia、AMD、Intelそれぞれに対応する為だ。
この辺りも正確に知りたい場合は、3DMarkの製品版を購入するか、PCMarkを使用するかとかになるだろうが……。私はBasic版(無料版)を使用している。
さて、こうなってくるといよいよ買い替え時かもしれない。幸いにして自作PCなので、内部構成は自由だからだ。
後は財布の中身と、自分の未来との相談である。
私はnVidia派ではあるので、AMD側の事情はよく分からないので、nVidiaベースで話すと……
少なくとも型落ちして安くなってるとはいえ、今から500番台を導入するのはもうお勧めできない。
MMM2アルファ版の場合、開発者のMoggさんのスペック(760Ti - 2GB)と比べた場合のテッセレーション動作速度に、かなり大きな差が出てしまったようだ。
私の環境ではテッセレートSTEP15で、1/14以下まで落ち込んだのに対し、Moggさん側ではそんなに落ちないとの事。
恐らくハードウェア側での最適化計算にかなり差が出てるようである。
そうなってくると、最低でも600番台、可能であれば割と最近リリースされている700番台の導入を検討した方が良さそうだ。
最新版や高級品を狙わなければ、現時点で1~2万(ちょい)くらいで導入できそうな感じではある。
導入時に気を付けたいのは、性能もそうだがグラボメモリの搭載量。
600~700番台はざっと見たところ、ほぼ標準で2GB積んでいるようなので問題はなさそうだが、可能であれば大いに越した事はない。
MMEはかなりグラボメモリを消費する。エフェクトの組み方次第では最新の洋ゲーよりもメモリを食い尽くすし、高画質を目指してHD(1920x1080)以上のサイズでAVI出力するのであれば、1GBなどでは足りなくなりMMDを道ずれに強制終了してしまうだろう。
なので、グラフィックメモリも可能であれば3GB以上を目指したいが……当然お値段も跳ね上がる。
財布の中身をやりくりするか、使うエフェクトをやりくりするか、の2択だ。
残念ながら艦これ動画を作るにあたり、水面エフェクトやDOFエフェクト、モーションブラーなど他ソフトでのポストエフェクトが無理なものを使う事が多く、それだけで1GBという狭い空間を埋め尽くしてしまう事が多い。
グラボも、そう簡単にポンポン差し替えるのは面倒でもあるので、一度購入したら少なくとも2~3年は使用したいとなると……安物買いの銭失いになる事を避けつつどうするか、という事になる。
ノートとなると、本体ごとの買い替えになるので、そう簡単にもいかない。
私自身はあまり関係ないが、世間様というか企業などに務めている人であればボーナスも間近だろう。
色々導入を検討してみては、と悪魔の囁きをしてみるものである。
■ テッセレーション
MMM2アルファのテッセレーション機能は、とりあえず導入版という事で計算の最適化・高速化まではされてない素の状態らしい。
その上ではあるが、体感としては思った以上に処理負荷が掛かるのだなという感じがした。
MMDモデルは、標準モデル系でも1~2万ポリ、ユーザーモデルの多くはそれの倍近くある3万ポリ以上というのも多いし、場合によっては材質量もかなり多いモデルも散見する。
ポリが多ければテッセレーションにおける計算量も増加していく。
単純計算で3万ポリのものをSTEP4でテッセレートすれば、12万ポリに増大する訳だ(実際は単純ではないけど)。
モデル単体でのテストではあるものの、STEP3~4程度でも綺麗に丸みが出るし、私のスペックでもFPSも60upは出ているのが確認できるので、DirectX11対応のグラボであれば、かなり高速計算が為されているのが分かる。
あとはソフト側での最適化や実装方法によって適切な使い方ができるようになれば……。
とはいえ、組み込みも大変そうではある。クラック問題(ポリ分割時の膨らみによる隙間)やエッジとの兼ね合い、UI等、実用段階になるまでは試行錯誤の繰り返しにはなるだろうと予想している。
もしお手持ちのグラボがDirextX11対応のものであれば、MMM2アルファをお試しあれ。
テッセレーション! - もぐろぐ
http://ch.nicovideo.jp/mogg/blomaga/ar551561
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